【美容医療がもっとわかる】皮膚の構造

美容の基礎知識

みなさんは皮膚の構造と聞いて、パッと思い浮かびますか?

本日は美容医療を受ける上で知っていたら役立つ皮膚の構造について記事を書いていきます。

皮膚の構造を理解すると、自分の悩みはどの層が原因なのか、どの層にアプローチする治療を受けるべきか、また最近流行りの気になる施術はどの層にきいてどんな効果をもたらしてくれるのか、分かるようになるので治療の計画が立てやすくなります。

皮膚の構造

①表皮

皮膚の一番外側にある層で細かく分けると4層(角質層、顆粒層、有棘層、基底層)で成り立っています。

皮膚の乾燥や乾燥小ジワ、シミ、毛穴など表面のお悩みが気になる場合は主に表皮層にアプローチする治療を受けていきます。

②真皮

表皮の下にある組織です。主に3層(乳頭層、乳頭下層、網状層)で成り立っています。

皮膚の弾力をつくるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をはじめ、血管や汗腺、皮脂腺等は真皮層に存在します。

年々気になるたるみやたるみシワ、ハリや弾力、赤み、多汗症が気になる方は真皮層にアプローチする治療が主になります。

③皮下組織

真皮の下にある体温調節やクッションのような役割を果たしてくれるのが皮下組織です。

脂肪が気になる方(脂肪吸引や脂肪溶解注射、脂肪細胞を破壊するレーザー等)は皮下脂肪層にアプローチする治療が主になります。

④筋膜

皮下脂肪と筋層の間に存在します。

身近な美容医療として、SMAS筋膜に超音波の熱でアプローチをするHIFUがこの筋膜をターゲットとしています。

⑤筋層

表情筋の過剰な動きによる表情ジワ改善(ボトックス治療)は筋肉にアプローチしていきます。

⑥(皮膚ではないですが…)骨膜・骨

年齢とともに骨吸収が起こるので額やこめかみ、顎や鼻などは年々窪みが気になってくる箇所です。

骨膜上にヒアルロン酸を注入して、骨吸収によるボリュームを補う治療等があります。


今回は皮膚の構造と各層にアプローチする治療例をお伝えしました。

年齢を重ねるとともに全ての層が老化をしていくので、美容医療は悩みに合わせた層に対して治療をする必要があります。

それでは!

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